姓名判断について
「姓名判断」は、現在、日本で流行している占いの中で、常にスタンダードな位置をキープしている占いです。姓名判断とは、名前の字画を数えて、その人の幸福や不幸を判断できるとする占いです。日本では、昭和の初期に爆発的な流行があり、戦後のベビーブームに乗じて復興してきました。現在、どこの書店でも、姓名判断の本が占いコーナーにたくさん並んでいます。
現在、日本の姓名判断で使われている大本になっているが、昭和初期に活躍した熊崎健翁(1881〜1961)という人の創り出した、「五聖閣流」という判断法です。これは『康煕字典』や『字源』を準拠として、旧字体で姓名の画数を教える方法で、姓を天画、姓名を人画、名前を地画、天格と地格の対になる数を加算した外格、すべてを合計した総格の5つの格に分解して、総合的に名前の良否を判定します。そして名前の全体的な吉凶から、その人の運命を判断するのです。
姓名判断で使用される用語を紹介します。天格は姓の漢字の画数の総計で、祖先運を表しています。人格は姓の最後と名前の最初の合計です。名前の中心にあたる部分で、家庭・仕事・結婚運、20代くらいまでの運勢を表し、主運とも言われます。地格は名前の合計で、性格・才能・金運・適職、幼年期から中年期までの運勢を表します。外格は総格から人格を引いた数で、家族・職場などの外因的要素、対人関係・社会的環境の運勢を表します。総格は姓・名前の合計です。総格は人生全体に影響を及ぼし、主に中年期以降を表します。
姓名判断の流派を見てみましょう。姓名判断の理論の基礎的内容は、熊崎健翁によって広く世に広められましたが、その後には熊崎流とは異なる理論を持つ流派も現れています。熊崎流では、漢字の画数を戦前の字体である旧漢字の画数でカウントする方法を取っており、多くの姓名判断の流派でこの方法が採用されています。一方で、新漢字は戦後の字体である新漢字のままで画数をカウントする流派も現れてきています。
